吉田山の中腹に位置する吉田山荘は、昭和天皇の義弟君、東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられました。表唐門は、宮大工棟梁で文化功労者の西岡常一(にしおか・つねかず)氏により建てられた、京都市内の唯一の作品でございます。
総桧造りの建物は、重厚な存在感にあふれ、屋根瓦や襖の把手には御皇室ゆかりの「裏菊の紋」があしらわれ、格式高さがうかがわれます。
書院造りの客室は、部屋ごとに趣の違う照明具や、古墳時代の銅鏡の背面文様からデザイン化したステンドグラスなど、「和」と「洋」が見事に組合された空間となっております。
また、敷地内に独立したティーサロン「真古館(しんこかん)」は、比叡山と大文字山を一望できる喫茶ルームとなっております。
2012年4月20日より、登録有形文化財建造物に認定されました。 |